2023年12月3日日曜日

書く壁

 また眠れない。本当に困った。寝る前に頭が活発になると眠れないのか、随分今日だって体いっぱい動かして疲れたのだけど。

ひどい。村上春樹くらい生産性のない話だ。いつからかネガティブな意味での村上春樹を言うことの方が多くなった。そんな悪いところだけじゃないし。たくさん読んだし今も読みたくなる。こないだは舞台を見た、隣の観客は品の良い涙を流していたけどその理由は知る由もない。 しかしこれを今ここでやる理由はなんだろう、とか考えちゃうけど、そんなことを言ったらパレスチナを攻撃する現在のイスラエルの世界的状況に対してなんと言えるだろう。正義とかこの方が良い、やるべきだ、みたいな方向性でめっきり世界は動いたりしないと示しているような世界に生きるようになってしまった。もう少し若かったら直感が動いて行動が動いて言葉が動いて、どこかへなにかをどういう風にしてかできる自分がそこにいるんだろうか。

振り返るといつもやめたり追い出されたりし続けてきた感じがする。途中まではそこにいていなくなるということ、初めから知ってるわけじゃないけども、それでもなんかスパイみたいな居心地。

もう結構生きてきたけど35年、でも本当に100年生きるなら半分も行ってないけど、こういうことをそもそも75歳になったら言わなくなるかも。身体も思考も変わって。こういうのを書くようになったのもたぶんまだ20年くらいだし、。結構生きてきて、中々そうも言ってられないとか続きを書こうとしたけどその75年の変化を想像すると全然惨めとかそういうんじゃない気分が作れるかも。文字を書き進めたためにそういうことが起きていく。

全然なんでも大丈夫かもしれない。

自分の惨めさを文章にして書く時、そこに文字の壁が現れてその壁に寄りかかれるという時間が生じるみたいだ。

なんというか、ここには誰もいないのかもしれない。