2013年7月12日金曜日

ハロー

秘密の場所をみんなに知られてしまったら、またそいつは他の場所、誰にも知られないところにこっそり住むだろう。 最近、昔とってもよく聴いていた音楽も聴いてるんだ。新しい曲とともにね。窓ガラスに映る自分とイヤホンとその外を通り過ぎていく街の光景。 あぁなんかそんなもん聴いてたら、高校生の頃の空気感とか思い出してきちゃって切ない感じだ。 もう戻れないからなぁ。 自分はむしろどんどん前へ進みたい。もっと色んな事に出会いたい。別れは素早く終わらせたい。 でも、なんか引きづる思いとかはあるもんで、それがどうしようもなくて、どうしようもない時にすってやってくる。 ほんと人生なんて一瞬さ、出会ったのかどうかも定かでない、戻らないこの瞬間をどうするかなのに、すぐ忘れちまう。 ぱぱぱぱぱーって死ぬ直前に走馬灯のように、出会ったことたちがひかりのライトみたいに、壁に映写されたみたいに、一瞬イメージを浮かばせて消えていくんだ。巻き戻しは不可能で、僕らは本当は新幹線で、すべてが一瞬で、今日長く感じたことも後になればそれも一瞬なんだ。 少し大人になって、やりたくないこともやって、学校のような場所はなくて、その生活のすべてが世界とつながってるんだ感じがもうなくて、あー何を生きてるんだろう、何を生きてるんだろうって。僕にとっては高校生自体が夢だったから、今、何を生きてんだろって感じだ。それでも生きなきゃで、いなくなった人とかもいて、どんどん素敵じゃなくなってくのっていやじゃないか、知ってるじゃないかうつくしいもの、そこから遠く行くなよ!今、思えば彼や彼女たちのこと全然知らなかったのかもしれないけど、いつもその瞳に励まされていた。笑った顔が見たくて、だって少し悲しそうだったから。わかんないけどみんなの顔が見渡せて、僕はもう人の顔なんて見ていない、くそやろうになってしまった、あれは誰だったんだろう、もう彼はどこか話の中にしか出てこないのかもしれない、 「ハロー、今、君にすばらしい世界が見えますか?」 って。彼らの曲の中で問いかけてくる、

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