信じられないことに、とても信じがたいことにこんなに疲れているのにやはり例によって眠れない。明日からそのまま空港から稽古だというのに困った。
ここ一年くらいか疲れているのに眠れないという事態が生じやすくなったように思う。コロナのせいなのか、年齢のせいなのか。考えてしまう。
直前まで眠たい頭を起こし作業に取り組んでいたからなのか、眠りにつくことが出来ない。この作業中の中で昼寝がてら10分横になるということさえ組み込んだ時間もあったのに!よし寝るぞと準備をし布団に入ったら肝心の眠るに入っていくことが出来ない。
ホテルの引き出しに睡眠薬でも、、、あるわけがない。飛行機の中では寝てしまうだろう、機内でしたかった考え事も進めたかった仕事もお預けだ。悲しい。
夢の中に入れなかったことでダメージを受けるのはむしろ現実の方で、現実の方でやっつけれていない仕事の方で出来ない時間が蓄積されそのストレスの方が溜まっていく。 悪い循環だ。考えなきゃいけない。いや、考えない方がいいのかもしれない。かっこ悪い悩みだ、スムースじゃない、全然スムースクリミナルじゃない。そういうところが我ながらある、けどそんなイメージは外側からは持たれていないかもしれない。そう思うとそっち側から変えられて裏返るということもあるなぁ。
裏返るといえばリバーシブル。先日飛行機の上から見渡した街の映像があったと思えば今日は地上からフェニックスの形をした空を撮影した。スケールが行き来する。Tシャツを羽織る時、一瞬目の前が見えなくなって覆い隠されて、私たちはどこかへ行ってすぐに戻って来ている。それとももしかしたら裏返された世界は全く違う世界を着てしまっているのかもしれない。
Tシャツ逆だよ、と言う友達の世界が反転せよ、という合図かもしれない、と思う時。私たちは背中を合わせて裏側をアクションする一瞬の身振り。
小節の中で辿り着く新しいイデアに
接続詞で終わっても。はつけない。
。をつけずに空白に接続せよ、と思う
この広がる白に接続せよ、と思う
願うまでは行かない、思う、ということなら私の中でやれそうだから。ダンスをするくらい簡単に私の中で願うより思うはやれることとしてあるんだ。そのことが美しいと思う。やれることはそんなに多くないけど、この小さなやれることが愛おしい。アリに出来ることが少ないみたいに人に出来ることも少ない、けどきっとそれでアリ達は話せるみたいに私たちもいれる、と思う。思うは今強い。