最近ひどいのは風邪ひいたまま本番に突入してしまうことで、今年になっておそらく毎月風邪ひいてるんじゃないかと思う。ひどい風邪ではないし、薬でグラつきを戻すのも根本的に良くない気がして薬も飲まない。
昨日だいぶ良くなったのでこれで治るかと思ったら今朝、むしろまた少し悪くなってて全くわからない。明日からまた小屋入り、そして今夜眠れない。
僕の身体のせいなのか、星かなんかの気まぐれなのか。色々そういう感じ。
フランスから帰る時は改めてアイメイクマイライフ。と意気込んでいたのに、いつの間にかほとんどゼイメイクマイライフになってしまってる。ぎりぎり考えや態度はねじ込んでいるけど、せめて自分でもう少しハンドルを切っている状態に取り戻す予定だったから。
そして明日からゲネでそれで本番だけど、前だったらそのことがドキドキで不安で楽しみだったのに、この気持ちは結構どこかになくなってしまっている。今、踊りの表現とかが非常にやれることとして現実的だ。だからなのか?前よりは奇跡とか魔法みたいとかを信じれなくなっている。あるあは魔法とか奇跡みたいと人々が思うような舞台を観る時、ほぼそれと同時に自分にとっての嘘や信じられない態度を見つけてしまうようにもなっているとも思う。ストリートで踊るのを重ねてしまったことも大きいのかもしれない、結局出来ることというのは非常に現実的だ、というのが今の考えだ。そしてだからこそ色んな人が踊ったりするべきで、その現実的な中で色々を互いに交換し合うフェーズ、みたいなものへの夢はあるのかもしれない。そう考えればしょうがない、じゃないか、と書きながら思った。
とにかく明日よくなれ、良い体調で集中して挑みたいだけなのだ、
そして苦役列車、日本映画久しぶりに観た。まぁ良かった。良い日本映画で少しホッとした。山下監督だった。森山未來さんだった、役者としての森山さんは決まって入るから良いのだろう、と思った。踊りでは決まりきってしまうと、向こうから入ってこない可能性もあるんじゃないか、そんなことを考えていた。逆に言うと映画は決め込んで、決め打ちでバーンっていうのも良いんだな、と思った。
だから意外に一般的なダンサーの人の傾向というのも決め切っていて、良いのかもしれない、とか勝手なことを思う。
西村さんの本を読まないと、って思うものだった。とにかく。映画ってよりは西村さんって人がこの現代においても気になるって映画になった、それも意図でしょ?と。