2012年5月17日木曜日

黒い大きい風呂敷の下で寝る。

あぁ、和泉多摩川で一旦降りればよかった。帰り道、下北沢から町田への小田急線。ブルーの線が走る機体。 今日もまた高校の友達が来てくれた。メガネをかけた体格のいいあいつ、いつも静かに心の中でロックしている彼。あれ?今聞こえる虫の声、夏が近付いてくるみたいだ。 あの時は、本当に色々あった夏だったなぁ、またあんな時間を作りたいな、あんな時間になるとは思わなかったことが次々に起こって大変だったけど。 夜はすごいな、あたり全部を暗く覆ってまた時間が経つと朝になる、なんて大きな風呂敷なんだ。宇宙の正体は、大きな風呂敷とも言えるかもな。その下で、人間は疲れたり回復したり、想ったり考えたりしてる、る、る。 あぁ年をとっちまったぜ。 24歳って。 16歳とかだったのにな。 (高校生に会うことが、後輩に会うことが過去との再会みたいな気分だ、そういえば、だからなんて声かけていいのかわからない、けどなんか思っちゃいるんだ。もちろん好きなんだけど、なんにも言えない。) 全然、脚本通りに進んでない映画みたいだ。 映画作りへの興奮が冷めてしまって、何していたんだろうって時期もあって、お客さんは去ってしまったみたいだ。人の入らない映画館みたいに。 建て直さなきゃな、いい映画にして、色んなお客さんに観に来てもらえるように、もっと面白いはずの、素敵なはずの映画にしていこう。撮りにいこう。そんな感じ。 考える時間がこうしてあって、浸れるじかんがこうしてあって幸せだな。 あぁ年取るのってはかないな。 勘違いかもしれないけど、あやまりたくなるな、まだまだで申し訳ない。急がなきゃまた年とってしまうって。 大きな風呂敷に包まれて寝る。一緒の夜の下で寝る。孤独じゃない。太平洋あたりで、ヨットで1人で浮かんで寝る人も一緒に寝た気分で寝る。 明日は絵を観て、公演に挑む。 よろしく。

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