2023年8月22日火曜日

乗ってる

 夜行バスになろうと思って夜行バスに久しぶりに乗っているけどあたりはカーテンで仕切られ前方も閉ざされていてビールは飲めなくなってまったく今がどこの夜なのかわからない。

眠れそうな波を今じゃないと乗り越えて、もうその波はどこかへ行ってしまった。これは北斎の描いた波じゃない。別の波。映画かアニメーションが近いと思う。それか挿絵かもしれない。

学生の頃はナイトクルージングを聞いて羅列し過ぎていく窓の外の光がそれそのものがメロディのように感じられるその夜を思い出す。そういうロマンチックそのものが、それ自体になる、みたいなところもあるんじゃないか?近年流行のドゥールズに触れる小説の記憶からそう思う。

さっき書こうとしたことはなんだっけ?

車が前方に行くこととこの耳で聴いてる音楽が進むことが重なっていくと人生そのものが前に進んでいるような気がしてこないか?アニメとかにかかる音楽みたいに。ライブ会場のように二本足で待って聴いている時は前方に進んだりしないけど、前方に進むように聴いた経験をそこでも思い起こそうと想像力の努力に取り組むこともある。

さっき書こうとしたことはなんだっけ?

そうだ、確か、車の免許があれば、夜の高速道路を手に入れることが出来る。そういうことを

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