半分眠い。
シーズンばかり聴いている。
早朝のバイト先はやることが少なく余裕を持って接客を出来る。受ける方も然り。忙しい時間があるからこその猶予の時間なのか、都会の仕事の立地においては。
シーズンを通底している切ないメロディーは歌の最初の方はその波よりもむしろバイオリンの音色に乗っていて、トンネルを出た後にむしろそっちに乗っかるように作成者により舗装されている。トンネルを出ると違う景色が見えてくる、まさにそれで、水の綺麗な、感覚の研ぎ澄まされた自然の中に出るのだ。一方でパーカッションの音にも十分乗れてはしゃげるパートがあり、これははしゃぐと書いたがむしろそこでしっかり運転者ならハンドルを、後部座席に乗るものであれば手すりなりに掴まりながらしっかり乗ることで確実なものにそのドライブ体験がなっていくようなそんな時間と言える。そんな気がしたよ。
うまくやっているかい?
と久しぶりに彼が聞いていく。
大学生と接する中であまりに現実的なことを求めているが、自分の事を思い返せば随分、そこでは自意識という、見えない意識を扱っていたじゃないかと、いうことを思い出している。それが誰も知らない遠くへ案内したじゃないか。前より行きにくく雑草が生い茂っていないだろうか?そんなことをこの曲を聴いて思い出して。
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