クサヴィエドランの私はロランスを観た。
最後の方までこれはマイノリティーの直面する可能性のある厳しい現実の話かと思って見ていたんだ。
そしたら。
これはまぎれもないすごい恋についての話だったんだね。
その瞬間にさらにぐっと物語に打たれる感じがあった。
”生きる”こと。
がすごいことだってこと、で。
誰かと出会ってしまったら、ほんとうにお互いをぶつけ合える、ことが出来る人間、の可能性を持って、
ぼくたちは生きてしまっている。
それは過去になってしまう、きっと。
過去を持ってしまうことは、でも、絶対に美しくて愛おしいことじゃないか。
誰と共有することがなくても。それを持って生きている、ということは。
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