2016年6月12日日曜日

陶器

NHKの12時少し前にやっていたドキュメンタリーの番組で、国宝を作ろうと取り組む陶器の職人のある男性についてやっていた。
途中、中々お金のために個展を開くことはしない夫のためにパートをして負担をになう奥さんが出てくる。
制作というかその仕事についての話は奥さんには一切しないらしく、それは、人にはそれぞれ器があり、そこに入るものの適切な大きさがあって、その夫の仕事の話でもしてしまえばその奥さんの器には入らないことを知っているからだ、と奥さんが話しながら、途中泣きそうになっていた。そういう話は、その夫の師匠であるその夫のお父さんとするべき話で。
夫婦であっても、それぞれの戦いのフィールドがあって、ちょっとその愛のあり方が胸を打つというか、痛く、でも美しいと思った。

2人だけど、独りずつで、一人ずつでの2人。

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