2012年1月7日土曜日

東京でベルリン。

今日は、東京都現代美術館へベルリン2000〜2011という展示を観にいった。
まとめて、東京でベルリンの作家が観れるなんてという思いで楽しみにしていた。
中身も良く、ビデオ作品が多い印象。絵画とかもう少し観たかったが、会場にはなかった。
くるくるまわる彫刻の作品が結構気に入った、音楽や詩がそれについていて、マルチメディアアートといった感じ。
ベルリンで僕が知る作家さんなども、ベルリンではジャンルを越えて一緒に作品など活動など行っている印象。
それを楽しんでいる印象がある。そして、それを受け入れる体制がある印象。柔軟な感じで、面白いものには面白いと言える印象。
ただ、こないだドイツで会ったアーティストというかダンサーの人にうかがかったのだけど、それに甘んじてしまうようなところもあるらしい。やる人はやる、しかしやらない人はそれなりで満足しつつやれる環境なのかもしれない。
なんだか、大学の環境に少し似ていると思った。大学には美術をやる人でしか構成されていないからね。
あ、でも何人かの職員や清掃員などは違うかもしれない。

美術大学に対して一言。
美術大学は、年間何千人もの卒業生を送り出すわけだが、そのほとんどが美術とは無関係の仕事についたり、その後の人生で美術なんかに興味をなくす人も多いだろう。
美術にはファンが必要だ、このままの美術会じゃだめだ思う。
だから、在学中に、美術大学は美術を学生たちに、根付かせるよう取り組むべきだ。

あ、どうも。



その後、今日は清澄白河から東京へ向かって歩いた。夜。
途中、オノヨーコの展示も観る。オノヨーコさんの作品は、詩のようで、いつも社会や個人に向かって発信されている。
だからその辺のアートとはちょっと違う。これはなんなんだろう?要するに素敵な行為だし、とてもアナーキーだと思う。
誰かこういう人がいないといけないと思う、世界のバランスを保つために。
アートをやりながら、ただアート業界に向かってるわけじゃない。ほとんどの人は生きるために、アートを仕事として頑張るんだけど、オノヨーコさんのモチベーションはそれにとどまらない。なんなんだ!!


で、東京に出て来た。
もっと東京を見て歩きたいと思う。
東京を体で覚えていたい、というかなんというか。

その後、新宿でダンスの練習をした。
一月に入ってから、ダンスの練習は練習というよりただダンスを楽しんでいてしまう。
これじゃうまくなるのが、遅くなるかもしれない。
でも、考えてみれば楽しいのをいつも優先してきてしまったかもしれない。そのせいで、中途半端なテクニックしか持ち合わせてないのかもしれない。今年はもう少しうまくなりたいのだけど。
あと、今年はランニングを増やそうと思う。

明日も朝からバイトで、東京でフリーターで、やりたいことだけやるにはまだまだ時間がかかるかもしれない。
やらなければならないことが多くある。昨年よりは、うまくやりたい。

また、美術館をゆっくり過ごした今日だけど、海外でのことを思い出した。
ゆっくり見れるというのは、なんとも贅沢だと思うが、そういう豊かさが必要なんだと思う。
時間を作ること、がポイントかもしれない。
今、工場でぐるぐるまわる機械のように生かされている状況はなんとかどうにかならないものだろうか?
そこをなんとかできれば、今ある場所や、これから作るすてきな場所も、いきてくると思う。
時間が、なければその場所も、使うことができないからだ。

0 件のコメント: