2016年2月24日水曜日

立つこと

なぜ、演劇じゃなくてダンスかって、そもそもこの言い出し自体がなんだか日本の状況っぽくてやれやれかもしれませんが、、、ダンスなのはそこに人が現れる、っていうシンプルにおかしいことだから。おい、お前はいったいなんなんだよ?ってそこに立って問われるわけだ。普通はそこには立たない、立つ必要もない、しかし立つことを決定的に僕は選んだ。それで世界が変わる可能性を知った、それに賭けた。僕はそのことをダンスだと思ったけど、なんでじゃあそこに立つんだよって思ってしまったりもした。する。まぁしょうがない、戦いでもあるから。話がよくすり替わっていくことに気付く。

君がそこに立てば世界を変えれるかもしれないのに、見当違いのことをやり出すのを見るのは悲しい。そんな個人的な慰めを持ち込むなよ、って。世界と向き合わなければならない。

2016年2月22日月曜日

席にすわって、

今日は赤煉瓦倉庫にダンスを見に行った。たまたま隣がじろさんでどうやら小さい子を抱っこしてて、隣にはショートカットのきれいな女性と思ったら育世さんだった。小さい子めっちゃかわいかったなぁ。向こうは覚えてるかわからないけどこのふた方には、僕が八年前に初めてダンス作品?を発表した際に、帰り道になんかこう頷いただけだったのかわからないけど、このままいけよ、みたいなことを言われた気がしてそれがほんとに嬉しかったの覚えている。だってその時は今よりも多くのことに対してもっとわかっていなかったし。そんなことを思い出した。勝手に感慨深かった。日本には芸術を測るための素晴らしい定規というのは存在しないかもしんないけど、こういった誰かいいなぁって思える人の言葉とか気持ちが支えてくれるバランスっていうのがしっかり存在してる、そこで実感をえることが出来る。

2016年2月20日土曜日

ふぅー

ふぅーってため息を言葉に出してみると、リズムとか音程が現れるのに気付く。最近、もう花粉が飛んでて鼻はむずむずするね。そしてすこしさみしい。

そんなことを書いてしまうなんて10年前はただテンションが上がるような燃料を含んだことばかりだったのに、そんな曖昧なものさえ扱うようになった大人。大人とは思わないけど年を少しは重ねたのか、それとも、だ。

誰かを強く欲するということを重ねて来た人はその分のさみしさも味わってきたのかもしれない。誰かを強く欲しなければ、失くすものもない。ただ、失くすものがなかったなぁと気付いた時に、襲われる感じもあったりして、なぜちゃんと失うべきものを失ってこなかったのか、と。


2016年2月19日金曜日

お年頃

全然ダンスコレクション終わったのにその事について書いてない。タイミングが合わないのだ。最近、昨年出した村上隆のニューヨークのアートシーンの本を読んでる。ニューヨークが全てではないけど、内容がここまで進んでるのか、と興奮する気持ち。そして向こうの人は、色んな仕事をやりながらまさにアートをしている。僕もそういうことがしたいんだけど。ずっと。そういえば。海外の人が来たときに日本でおもしろいものを紹介したり、海外に行って面白いものを紹介するようなことがしたい。カルチャーショックが行き交うような。今年はやってみたかった遊び方に手をつけて始め出したいな。まだまだだから色んなことに時間はかかるよ。もう少し目の前のものを愛でる余裕がほしい年頃なのか、な。難しそうだけど。

2016年2月16日火曜日

傑作

今日はSTスポットで手塚夏子さんの作品を観た。間違いなく劇場で観れるあたたかな傑作に出会った感じがした。照明の光や木の板やペンや描けるスクリーンに彼女自身。音楽のチョイスに。あとは体や頭や言葉や再生される音声、そして宇宙。すばらしかった。 観てる途中にこれは傑作を観てるという感じがあった。ソロダンスで時に出逢う。 しかし、なんと一方で信じられない自分に出会ってしまった。見ていても自分の活動や未来について周りの環境のことも含めてもちろん考えていて、傑作を観てもやっぱり救われない自分と今後が待っていることがわかってきつかった。今年は泣くことが多くなりそうだってどこかのタイミングで思ったのだった。この今の自分のレベルじゃ器が小さ過ぎてこぼれるどころじゃすまないかもしんないって思った。

2016年2月2日火曜日

あとちょいで終わっちゃう

いよいよ展示も終わっちゃう。展示ではあるけど、いろんな意味合いがやはり自分の制作の中で出てきてそれこそ映画じゃないけど、なんとかつぎはぎして自分の人生は映画なんだと苦闘していた頃を思い出させるような、もう一回沈みそうだった船を持ち上げるようなことをしてたみたいに。
この展示期間中に今年の予定さえ決めてしまうはずだったのに結構いっぱいいっぱいで間に合わないかもしんない。ダンスコレクションもあるし。相変わらず窮屈で油断すると泣きそうだ。まぁいいんだ、わざとそうなる可能性だって知って上でやったんじゃないか。
とかとか。