2016年4月10日日曜日

華麗なる短歌

短歌の友人がかなり良くて、いくつかの短歌にノックアウト、翻弄され、俵万智のサラダ記念日をブックオフで購入。ブックオフの系列のお店で久しぶりに古着を買った。
どうして女の子はいい古着を買えちゃうんだろう、まるで晩ごはんのおかずを揃えるように軽やかに馴染んで古着を買われていく。
素朴な短歌に通じる世界観。
完全に何パーセントかその世界観に持って行かれたまま、ここ最近の自分の状態がある。一方で相変わらずいそがしく考えたり計画したいことにも注いでいつつ。

グレートギャツビーを久しぶりに見た。
まぶしい煌びやかな画面を、クリスタルだけで構成するかのような美しい画面を作り時間を作っていく、それがまるで映画のストーリーと重なるようで、すべてはその恋のために注ぐように。
しかし戻そうとして戻すことの出来なかったそれが、最後に遠くに離れていく光として投射され離れていく。深海に落とし永遠に拾われない指輪、物語、のようだとも思った。
そしてエンディングにthe xxが流れる。
この上なくセクシーな曲。深海にさみしく響くサウンドトラック。
だから、ただそれは美しい、美しさしか残らなかった。
何かのために積み上げたはずの美しさだったが、美しさは積み上げられたという事実が悲しい。

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