2025年11月14日金曜日

あの頃

 あの頃ペニーレインと、を観た。amazonで100円のフェアをやっていて借りてみた。TSUTAYAに通っていた頃はジャケットを見てDVDを借りていた。サブスクで探すのとは全く違って、ジャケットのテキストやヴィジュアルを見ながら選ぶのは、中々に楽しい作業でそうしているうちにどれを選ぶか時間がたっていく。

もうきっと周りは昔のことを振り返れないくらいに先は進んでいるのかもしれないが、今日見た時はずいぶん引っ張られるように見ておいおいと涙が出てきた。2000年あたりの映画だ。たとえば初日に主人公が取材に乗り込んだバンドのコンサートでの1夜。きっと彼にとって"忘れられない"キラキラとした夜になっていたと思う。自分にもそういう夜があった、し、いつもそんな夜を夢見ている時があった。今はどうだろう?何かに憧れていれてるだろうか。たとえばあのベルリンの夜は、新宿の夜はきっと自分にとってそうだった。海外というのも一つそういう存在だった。

それから中々、若い頃の恋というのもほとんどうまくいった試しがなかった。いくつかあぁいったうまくいかなかった恋や人を描いた映画はあって、それを発見するとこれは自分の映画だ、と思って見ていた。そういう気持ちさえも大人になっていくとまた遠のいていくのかもしれない。でも映画を通して再びそういう気持ちに出会う感じがあった。長く生きるということは、また別の出会いが起こると思う。季節にも何度も重ねて出会っていけるのもある。

でももし思春期の恋愛がうまくいっていたらきっとこうはなっていなかったのかもしれない。あの時はそれが全てではないけどそれこそが全てで、全てとそれがきっと関係してあった、それくらいに色んなエネルギーでそのことを思っていた。でも上手くいかなかった。きっとそういう人も多くいると思う。今になっては、きっとそれでうまくいってたとしてもみんな若者で、それでそれぞれに大変で、それぞれに生きていて、きっとわからない、わかってもらない、さえもわからないで生きていたんだと思う。

あの頃ペニーレインと、は過ぎ去った過去の話だとわかるタイトルで素晴らしい。でもきっといつ生きていても物心がつけば、"過ぎ去った過去"を眺めることが出来る。その時はヒリヒリと痛くても、後ろを振り返ってみることの仕草のなんて美しいことよ。そんなことを思って、それでよし、と思いっきり振り返ってみたりする。



それにしても眠れないのだが、隣人はよりによってなんで大体深夜に戦争映画を見るんだろう。やれやれ


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